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私が大学生の時に県劇ができ、その音響に感激しました。それ以来、熊本でクラシックならばやはり県劇。演奏する側にも聴く側にも素晴らしいホールですね。
卒業後すぐアマチュア楽団の「ザ・シンフォニエッタ」を創り、第1回の演奏会以来、この楽団は25年の間ほぼ毎年クラシックコンサートを県劇で開催しています。今では県外から参加する団員もいます。
趣味で楽しもうと始めたアマ楽団の運命を変えたのが第3回演奏会。なんと、世界最高峰のベルリン・フィルのコンサートマスター安永徹氏、首席ソロチェロ奏者のオットマール・ボルヴィツキー氏と共演。指揮者は当時、カラヤンの代役を務めて音楽界注目の的だった山下一史氏。創立3年目のアマ楽団が世界的な音楽家を迎えて一緒に演奏するのは無謀と言われましたが、当日は約1800人収容のホールに2200人もの方が来場、通路まで立ち見が出る大盛況。安永氏、ボルヴィツキー氏は他県でプロ楽団とも共演していたのですが、「熊本の演奏が一番良かった」と私たちを絶賛してくれたのです。アマでもプロを感動させる演奏ができる。音楽への情熱と新鮮な感動が次へ挑む原動力になりました。今年は新たな冒険として、9月2日(日)に山下氏と一流のオペラ歌手を迎えて「カルメン」演奏会に挑みます。誰もが知る曲ばかりでワクワクするオペラ。ぜひ多くの方に音楽の感動をお届けしたいと思っています。
そして今、次のステップとして熊本にプロのオーケストラを創設する準備を進めています。地元に愛されるのはもちろん、世界中から演奏を聴きに集まるようなオーケストラを創って、県劇と共に熊本を世界の文化発信拠点にしていきたいですね。
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