県劇人
Vol.7

 スポットライトを浴びる主役の影で、舞台を支えるスタッフや名脇役、そして仕掛け人。
 楽屋や舞台袖を縦横無尽に走り回るこれらの人々にスポットを当て、舞台づくりの魅力や苦心談などを連載します。

小山 剛司 (熊本県一般吹奏楽団合同音楽祭 代表)
11月18日、県内の一般吹奏楽団による合同音楽祭が県立劇場コンサートホールで開催されます。今年9回目となるこの音楽祭の代表で、県吹奏楽連盟の副理事長も務める小山剛司さんにお話を伺いました。

吹奏楽というと夏のコンクールのイメージが強いですが・・・
 一般バンドの場合は、必ずしもコンクールを目標に活動しているところばかりではありません。確かにコンクールへの参加を通して、技術を磨いているところもありますが、演奏会を何よりの楽しみにしているところが多いのではないでしょうか。

中学生、高校生で吹奏楽をやっている子どもたちはとても多く感じますが、社会人の一般バンドは何団体くらいありますか?
 県吹奏楽連盟に加盟しているのは25団体、県一般吹奏楽団協会に加盟しているのは15団体で、今回の音楽祭には12団体が出場します。

最近の傾向として、一般バンドは盛んになっていますか?
 昔は、高校OBバンドが多く同窓会的な意識が強かったし、演奏の機会もそれほど多くなかったのですが、最近は子どもたちに聴かせたいから演奏に来て欲しいというような依頼が増えて、地域のバンドとして発表するチャンスが増えています。

今後の目標についてお聞かせください。
 社会人になっても吹奏楽を続けたいという人たちのために、学校を卒業しても、また転勤や異動で違う土地に行ってもそこで吹奏楽が続けられるよう、社会人のための受け皿となるバンドを増やしていきたいですね。

熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.79より

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