県劇人
Vol.12

 スポットライトを浴びる主役の影で、舞台を支えるスタッフや名脇役、そして仕掛け人。
 楽屋や舞台袖を縦横無尽に走り回るこれらの人々にスポットを当て、舞台づくりの魅力や苦心談などを連載します。

岡本 憲昭(バンドフェスタ2008実行委員)
吹奏楽と言えば夏のコンクールがおなじみですが、賞を競うだけが吹奏楽ではありません。音楽の楽しさ、技術の向上をめざして、今年から高校生を中心としたフェスティバルが始まります。その名も「バンドフェスタ2008」。今回は、その仕掛け人のひとり岡本憲昭さんにお話を伺いました。

何がきっかけとなってこのフェスティバルを始めることになったのですか?
 4年前から、中学校の吹奏楽部による「バンドフェスタ」が行われていますが、参加校の指導者の間では、子どもたちの力が付いて良かったと評価が高かったので、高校生たちにも同じような経験をさせようということで始めました。

ゴールデンウィークの最終日に行われますが、この時期になった理由は?
 コンクールに向けて、技術的なチェックをするのにちょうど良い時期であることと、連休の最後で多くの方に聴いていただけるのではないかと考えたからです。

どんな内容になる予定ですか?
 県内の高校6校と、大学1校、それにゲストとして福岡工業大学が出演し、コンクール曲のほか、各バンドのカラーが出る曲も演奏してもらいます。

フェスティバルのめざすところは何でしょうか?
 学校の枠を越えて、吹奏楽をやる仲間同士でふれあい、切磋琢磨しながら技術を高めて欲しいですね。今年参加していない学校の生徒たちにもまずは聴いてもらい、来年以降の参加団体が増えると良いですね。

熊本県立劇場広報誌「ほわいえ」Vol.84より

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