第391回「風薫る山里で〜an弾手ピアノTime」

[2012.3.21 ]

 久し振りですが、an弾手ライブ?のお知らせです〜!
今年の新年のコラム、ちょうど10回前の第381回「こんな夢を見た」に、私はこんなことを書いていました。

 『こんな夢を見た…。
an弾手がピアノを弾いている。レストランの一角に置かれたピアノ。窓の外は明るい光の中に木々の緑がそよいでいる。〜(中略)〜曲目は自分でもよく分からないが静かな癒し系の曲だ。弾いていて自分自身が癒されるようなピアノが弾けたらいいなあ。そしてその気持ちがその場にいる人にも自然に伝わっていくようなピアノが弾けたらいいなあと思う…』

 実は、夜の街での飛び入り演奏や、イベント・パーティー等での頼まれ演奏以外にも、今年は少し自分なりのコンセプトによる演奏機会を作っていけたらいいなあと思っていたのですが、そんな働きかけのひとつがようやく形になりそうです。

 風薫る5月、滴るような緑に包まれた清和高原の山里で弾かせてもらうことになりました。とは言っても、とりあえず見た目は従来のスタイルとあまり変わりないのですが。ここではこれまでも何度かピアノのお披露目会とか清和高原野菜フランス料理の会とかで頼まれて弾きに出かけて行った経緯はありますが、今回は私の方からの企画持込み、というのが基本的に違うところです。

 自分の気持ちに合った曲目や演奏スタイルを、自分の気持ちに合った空間やシチュエーションで演奏できたらなあ、という思いがあって。
 ま、簡単に言ってしまえば、タラタラ〜っと癒し系のピアノを弾いているのが自分にとって気持ちいいし、聴いて下さっている方たちとそんな時間、空間を共有できたらいいなぁ、みたいな感じでしょうか。

 まだ、細かい演奏時間等は詰めてないのですが、場所、日程等、現在分かる範囲だけでもお知らせしますね。

【タイトル】
春から初夏へ〜
「季節の彩・an弾手ピアノTime」
お食事、カフェを楽しみながらヒーリングピアノと過ごすひととき…

【場所】
熊本県山都町 清和文楽の里 郷土料理館・四季のふるさと

【日時】
2012年5月4日(金)
@11:00頃〜(数ステージ?) ランチタイムピアノ
A14:30頃〜(数ステージ?) カフェタイムピアノ
B18:00〜 フランス料理ディナーコース・ウェルカムピアノ

 もちろん、ミュージックチャージ等は全くありません。ご飲食の代金だけお支払いください。
 @Aは出入り自由ですが演奏時間はまだ未確定です。
 Bはこれで時間は確定。今回もこの日のために東京からシェフを招き清和高原の材料を使った特別レシピによるフランス料理ディナーコースで、少人数の完全予約制になる予定です。
 詳しいことが分かりましたらまたお知らせします。連休中ではありますが、もしお時間が許されるようでしたら、ぜひ清和高原へお出かけ下さい!

 あっ、肝心の自分の演奏ですけど。曲目選定や曲順、時間枠に合わせたアレンジの調整、それに弾き込み(練習)など、全てこれからです(汗)。こうして目標予定が定まらないとなかなか具体的な準備にも掛かれなくてですね。
 さて、ちょいと忙しくなりそうです!



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏法超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 いよいよ「オハイエくまもと第3回とっておきの音楽祭」の開催が今週末、3月25日(日)に迫りました。私は去年の秋から音楽委員としてオハイエ音楽隊の練習指導や、本番会場のひとつである熊本市現代美術館担当として会場準備や出演者・ボランティアの方たちへの説明会のお手伝い等をさせて頂いてきました。去る3月18日(日)も本番前最後のオハイエ音楽隊の練習に参加しましたが、初めの頃は障がいのある子供たちへの対応に違和感や戸惑いのあった自分が、いつの間にか随分気持ちを通わせることが出来るようになっているのに気付いて嬉しかったです。
 ところがぁ!私、プライベートな事情で当日は県外に行く用事が出来てしまい、残念ながら本番に参加出来なくなりました。
 それでも3月25日は10:15のオープニングから18:00のフィナーレまで、熊本市中心部9ヵ所の会場で障がい者、健常者、それにプロミュージシャンなど90以上の個人、団体が演奏を繰り広げます。あ、ゆるキャラグランプリ日本一の「くまモン」も参加するモン!
 皆様、3月最後の日曜日、熊本は県知事選挙の投票日ですが、投票の後はどうぞ熊本市内にお出掛けくださいませ!

 
−an 弾手−


第392回「朧(おぼろ)月夜」

[2012.3.27]

 菜の花畠に 入り日薄れ
 見わたす山の端 霞み深し
 春風そよ吹く 空を見れば
 夕月かかりて におい淡し

 ご存知、文部省唱歌の「朧(おぼろ)月夜」です。
 そろそろ、そんな情景が浮かんでくるような季節になりましたね。
 実は前回の第391回でご紹介しました来る5月4日の清和高原での「an弾手ピアノTime」では、この「朧月夜」も演奏曲目のひとつに入れてみようかと思っています。
 今回の清和での演奏では、「春から初夏へ・季節の彩」、というのをテーマにして、懐かしいふるさとの季節の情景が浮かんでくるような曲を弾いてみるつもりです。主に日本の抒情歌・唱歌が中心になりそうですが、少しフォーク系とかJ-POP系の曲も混ぜてみようかとも思っています。

 でも抒情歌・唱歌って、1曲・ワンコーラスがすごく短いんですよね。それを何とかピアノソロ風に弾くには多少のイントロとか間奏とかアレンジが必要ですよね。
 そんな作業をやっと始めたところです。始めた、とは言っても、この前の土日まではオハイエ音楽祭の準備で忙しかったし、仕事から多少早めに帰れた平日の夜に1時間ほど電子ピアノの前に座って少し鍵盤をいじってみる、みたいなのがまだ何回か、なんですけど。

 先日は会社で仕事の合間に「朧月夜」のメロディーが頭に浮かんできて
 「これにイントロや間奏をつけるとしたらどんなんがいいかなあ…」
 と思いながら頭の中でつぶやいていたら、何となく良さそうなフレーズが浮かんだので、
「おっと、これは書いておかねば!」と急いでメモ紙を取り出し、ガーッと5本の線を引いてチョコチョコっと音符を書きなぐってみました。確かピアノで弾いていたKeyはDだったのですが、とりあえずCのKeyで階名を思い浮かべながらメモりました。
 〜仕事中に何やってるんだっ(笑)〜

 その日、そのメモ紙を自宅に持ち帰ってさっそくピアノで確認。それなりに使えそうだったので、ちゃんとした5線紙にKeyをDに直して書き写し、コードを付けて「朧月夜」のアレンジが(とりあえず)完成しました!
 全部で20曲以上は用意しないといけなさそうなのでまだまだですが、これから楽しみながらやっていきます!

 私は、アレンジとかまだまだあまり経験がないのですが、自分としてはコード進行をピアノで押さえてみて何となくフレーズが作りやすい曲と、逆に鍵盤やコードを気にせずに頭の中で自由にフレーズを思い浮かべた方がやり易い曲がありそうな気がします。この「朧月夜」は後者だったのかな。他の曲もいろいろ試行錯誤してみましょう。

 ところで、ちょっと話はズレますが「朧月夜」と言えば、先日「童謡ジャズ」というライブに行ってきました。以前もご紹介した音楽家の志娥慶香(しがけいこ)さんからのご案内で。
 おぼろづきよ、の他、めだかのがっこう、げんこつやまのたぬきさん…、等の童謡をジャズアレンジで演奏する「杉本ゆみ童謡ジャズグループ」のライブ。CDリリースを記念しての西日本ライブツアーの熊本公演でした。ギター(野津晶太郎)、ベース(佐藤有介)、ドラム(有田恭子)、ピアノ(杉本ゆみ)のジャズサウンドと、びっくりするくらい高く透明に澄んでフワッと空から降りてくるような女性ヴォーカル(Kajonかおん=jの歌声が不思議な世界を聴かせてくれました。
 その模様をレポートした志娥慶香さんのブログがこちら。
 http://ameblo.jp/keikoshiga/entry-11192993492.html
 (集合写真の前列中央が志娥慶香さんです)
 ライブの後で、このメンバーと一緒に撮ってもらった記念写真、慶香さんからメールで送っていただきました。ありがとうございました。

 という訳で、今回は「朧月夜」つながりのネタで失礼しました〜!



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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ちょっと、ひと言。

 桜が開花しました!
 会社の2階の給湯室の窓からお隣の住宅の庭が見えるのですが、そこにある桜の枝先にチラホラと。一分咲き位?ピンク色の蕾みも枝一杯にびっしりと膨らんで、開くタイミングを計っているようにも見えます。ちょうど2階の窓の高さに枝が伸びているので、なかなか絶景ですよ。
 見頃になると、去年は確かライトアップもされていたようなので、今から楽しみです。

 
−an 弾手−


第393回「曲の練習はコード進行のメモで」

[2012.4.3]

 前回、第392回が「朧月夜」ネタでしたが、すみません、今回もその続き(?)みたいな感じです〜。
 実は3月一杯まで、週末は「オハイエ音楽祭」の準備などで忙しく、5月4日の清和高原「an弾手ピアノTime」の準備もなかなか落ち着いて出来なかったのですが、4月に入ってやっと気分的に集中できるようになりました。
 この前の土日は(お花見日和だったのに)家にこもって前回コラムで書いた「朧月夜」のほか、その他の曲の選曲、アレンジ、演奏順番、演奏時間の調整などをしていました。これから少しずつ曲の弾き込みに入ります。そこで、今回はふと思い立って、私が人前演奏の前にどんな譜面(?)で練習しているのかのお話をしてみようかと思います。

 まず大前提はリード・シート(単音メロディーとコードの楽譜)です。2段のピアノ楽譜は苦手で、音符を見て弾こうとすると指がうまく回らないのは単に自分の技術不足としても、音そのものが他人行儀になって、どうしても「これって自分の演奏じゃないなぁ」という感じになってしまいます。一方、リード・シートで自分流に弾くと、とたんにピアノの音が自分の肉声のように感じられて、気持ちで歌っているような気分になれます。まあ、単なる自己満足かも知れませんが。

 という訳で、普段の練習はリード・シートを見て弾くんですが、さらに、人前ピアノの本番ではそのリード・シートもピアノの前に立てて弾くのはあまりスマートじゃない気がするし、やはり気持ちを込めて弾くためには出来るだけ何も見ないようにしたいし。  
 とは言っても、今回みたいに曲数が20曲を越えるような時は万一に備えて何らかの確認用メモは持っておきたいですね〜。

 そこで私がいつも準備するのが1本線の上にコードだけを書いたメモ。音符は一切書きません。これだと小さな紙で済むのでピアノの上に置いてもあまり大げさになりませんし。それに、何よりこれのいいところはその曲のコード進行の構成が自分でよく掴めるということです。たとえシンプルなリード・シートでも、やはり音符が主役に見えるのでコード進行の全体像が自分でも今ひとつ掴みにくいような気がします。それに引きかえ、コードだけのメモでは、まさにコード進行しか書いてないので、弾きながらコードの流れを強く意識できるような気がします。コードがしっかり意識できると、その中にメロディーの流れも自然に湧いてくるような感じで、暗譜も早く出来そうな気がするんです。

 ご参考までに、私が作った「朧月夜」のリード・シートと、そのコード進行だけを書いたメモを載せてみますね。
 (もともと自分用で他の人に見せるために書いたものではありませんので、ザーッとした手書きでお見苦しい点は何卒お許しください)

 短い曲なのでたったこれだけですが。リード・シートは短いイントロや間奏、エンディングを自分で作ってとりあえず1枚の譜面にしてみたものです。これを少し弾いて確認したら、あとはコード進行のメモの方だけを見て練習です。その方が、音符(リード・シート)を見て練習するよりずっと早く暗譜も出来そうな気がします。
 コードはスリー・コードだけの単純なものですが、こんな単純な曲でも音域の移動やオクターブ奏法、華麗なるアルペジオなどを織り交ぜながら、いかに気持ちを込めて情景たっぷりに歌えるか、を目標にしてこれから練習してみます〜。


●朧月夜 リード・シート

朧月夜 リード・シート


●朧月夜 コード進行メモ
朧月夜 コード進行メモ




(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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ちょっと、ひと言。

 熊本市が4月1日から政令指定都市になりました。九州では福岡、北九州に次いで3番目らしいです。で、何が変わったかというと、県の管轄業務のうち市民生活に関わりの深い業務などが市に移管されたりしたようですが、とりあえず私ら庶民の身近で一番目に見えて変ったのは住所表記ですかね。市内全ての住所に「中央区、北区、南区、東区、西区」のどれかが付くようになりました。私の自宅は北区、会社は中央区になりました。
 市内は今や桜が満開。これが一つのきっかけとなって熊本市にも希望の春風が吹いてくれるよう、自分の気持ちや発想も変えていかないといけないですかね。

 
−an 弾手−


第394回「予定が決まりました!清和高原an弾手ピアノTime」

[2012.4.10]

 第391回でもお話しました清和高原でのan弾手ピアノTimeですが、やっと具体的な予定が決まりましたのでお知らせします。爽やかな初夏の清和高原でピアノを弾かせて頂きます。ゴールデン・ウィークの後半真っ只中ですが、もしご都合が付くようでしたらお出掛けください。清和高原でお会いしましょう!

【タイトル】
春から初夏へ〜
「季節の彩・an弾手ピアノTime」
お食事、カフェを楽しみながらヒーリングピアノと過ごすひととき…

【場所】
清和物産館・四季のふるさと(郷土料理館)
〒861-3811 熊本県上益城郡山都町大平152
TEL 0967-82-2727

【日時・an弾手の演奏時間】
2012年5月4日(金)
●ランチタイム演奏(11:00〜15:00の食事営業時間内に)
@ 11:30〜12:00
A 13:00〜13:30
●ティータイム演奏(食事営業時間終盤の静かな時間帯に)
B14:30〜15:00
●フランス料理の会でのウェルカムピアノ演奏
C18:00〜18:30(こちらだけは予約制となります)

 (フランス料理の会の内容は、以下、清和物産館発行の案内資料より一部引用抜粋)
 清和物産館では、清和高原で育ったおいしい野菜を通して東京のレストランやシェフとの交流を深めてます。今回は東京飯田橋メリメロの宗像康雄オーナーシェフを迎えて清和高原春野菜と熊本の海の幸・山の幸を使った本格的フレンチをお楽しみいただけます。

「清和高原野菜deフランス料理」
 〜東京・飯田橋メリメロ宗像シェフのお料理を味わう会〜
 時間・18;30〜20:30
 定員・20名(予約制。ご予約は清和物産館TEL 0967-82-2727)
 料金・5,000円
 内容
 1er …………清和高原の山菜と天草の青海苔のフリッタータ
           里芋のテリーヌ・クレソンチーズサラダ
 soupe ………竹の子と椎茸のスープ
 1er plat ……天草の魚介とすり身の重ね焼き
 2eme plat …肥後のあか牛のロースト・ブルーベリーソース
 dessert ……イチゴのミルクムース

 と、こんな内容です。
 で、an弾手は何を弾くの?ってことですが…。
 春から初夏へと季節が移り行く清和高原。あの爽やかな空気の中で、美しい自然や懐かしいふるさとの情景が浮かんでくるようなピアノを聴いて頂けたらいいなぁと思って、旬の季節を歌った抒情歌を中心に選曲しています。
 この前の土日にやっと演奏する曲とアレンジのコード進行メモが一通り出来て、ザッと通し弾きのシミュレーションをしてみたんですが、まだまだ途中つっかえたり気持ちの入らない部分が多くて前途多難です(汗)。
 4月の後半からは平日も週末もG.W前半も既に色々と予定が入っていて落ち着かないので、ここ一週間ほどが勝負です〜!



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 皆さん、お花見はされましたか?日本列島は南北に長いので、桜はまだ〜っていう方も多いかも知れませんが、こちら熊本では先週末あたりがピークだったのではないでしょうか。
 私も金曜(6日)の夜は熊本城の一角にある加藤神社の境内で異業種交流グループの花見に参加しました。日が落ちるとまだ寒くて本音ではあまり気が進まなかったのですが、行ってみたら顔馴染の人や久し振りにお会いする人、それに初対面なのに話が弾んでしまった人など、たくさんの方と交流出来て楽しかったです。
 終ってから会場を出てお城を見上げたら、ライトアップされた天守閣の上に見事な月が掛かっていて、しばし寒さも忘れて見とれてしまいました。

 
−an 弾手−


第395回「久し振りのQ&Aコーナーです・山川さんの楽譜ご紹介」

[2012.4.17]

 日頃から色々と読者の皆様の近況報告やご質問のメールを頂いていますが、今回はそんな中から自作の曲の楽譜を送っていただいた山川和基さん(男性・51歳・三重県)のご質問をご紹介しましょう。

 以下、頂いたお便りの一部抜粋です。

an弾手 様
 はじめまして。三重の海沿いに生息している山川和基と申します。先週からバックナンバー、コラム楽しく読み進まさせて頂いています。
 ずうずうしくメールしたのは、添付の曲です。作曲はもう28年(!)も前なんですが、いまだに未完(笑)。ただ我ながらきれいなメロディだと思うので、うまくアレンジor改変してもらえたらなぁ、とずーーっと思ってました。
 コードはギターをかじったので、いちおう楽譜につけています。今となっては必要ないかもしれませんが、an弾手さんの初心者用「教材」に使っていただけたら、うれしいな、ついでに華麗なアレンジ譜が創ってもらえたら、さらにうれしいな、と思いついたので送ってみました。
(〜中略〜)
 以上、一つは自作曲の押し売りと、リードシートで弾く場合、単調になることの回避策、お暇なときに、コラムででも触れて頂けたらありがたいです。
(〜以下略)

山川さん、ありがとうございます!
立派な楽譜を、MuseScoreという楽譜作成ソフトのファイルで送っていただきました。
(ちなみに私はこのソフトを知らなかったのですが、ネットで検索したら無料ダウンロード出来るようだったのでダウンロードしてファイルが開けました!)
 ここでは画像でご紹介します。

●山川和基さんからの楽譜

遠くで思う故郷の春(山川和基さんからの楽譜)

 ステキな曲ですね!28年も前に創られた曲なんですか。これからも大切に育てていかれてください。
 このままでも立派に使えると思いますが、せっかくのご質問ですので、長くなりますがとりあえず「単調になることの回避策」みたいなヒントを書いてみたいと思います。

【左手パターン】
 譜面では左手が全て「1・5・10・5」のパターンになっています。つまり、あるコードの「1度・5度・10度(3度)・5度」。例えばコードCではド・ソ・ミ・ソ、コードAmではラ・ミ・ド・ミ、ですね。
 このパターンはメジャーかマイナーかを決定付ける3度(10度)が入っているし、3度を10度に上げて(1オクターブ以上に広げて)弾くのでコードとしての音の広がりもあって重宝するパターンですね。でも、同じパターンがずっと続くとしつこい感じがしないでもありません。そこで、例えば1・5・8とか、1・5とか、1・8などのパターンも適宜混ぜると変化が出ます。
 それと、左手パターンで8分音符の同じリズムがずっと続いているので、このリズムも少し変化を付けてみるといいかもですね。例えば4分音符や付点4分音符、2分音符を適宜混ぜるとか。こうすることで、現在、右手のメロディーの音の頭に左手の音が全て同期しているところが適当にずれて変化が出る効果もあります。この様に、右手と左手は半拍や1拍ずらして弾くパターンを所々に入れると変化が出ます。
 このあたりの左手パターンのテクニックについては拙著「お父さんのためのピアノ曲集」シリーズにも左手パターン@(8度のパターン)とか左手パターンA(10度のパターン)とかいう名前で解説しています。
 もうひとつ、曲頭の1小節目から左手がしっかり入っていますが、何となく練習曲っぽい感じにもなりそうなので、ここは左手は休みにして右手のメロディーだけで静かに始まるとか、又は最初の2拍(8分音符4つ)の後、3拍目は2分音符にして引っ張り、右手のメロディーラインを目立たせるとかしてもいいかも知れません。これは上に書いた「右手と左手の音の頭をずらす」ということともつながります。

【コード進行とサビ】
 次にコード進行を見てみますと、1・6・2・5という黄金の循環コード(C・Am・Dm・G)になっていますね!これはこれで素晴らしいのですが、最初から最後まで同じパターンが続いているので、少し変化を付けられないか考えてみましょう。例えば、10小節目からのサビのところでは、(E7・A7・Dm・G7)(C・A7・Dm・G7)の様に転調した感じにしてみるのはどうでしょうか。そうするとその瞬間、パッと目の前の情景が変わって一気に故郷のあの明るい春の日にワープしたような感じになって、曲のドラマが際立って来そうな気もします。もちろん、この場合はメロディーもコード進行に合わせて必然的に変えることになりますが。
 そして、19小節目から再び最初のコード進行とテーマ(いわゆるAメロ)に戻ると、またフッと我に帰って静かに遠い故郷を思い起こしているような感じになってしみじみと物語が終る、みたいな感じでしょうか。

【右手パターン】
 譜面では右手はサビ以外は単音になっていますが、このような譜面で弾くときも基本的には弾きながら右手のメロディーの下にも適宜コードの構成音を入れていきます。サビの14小節目からは3度の重音が書いてありますが、特に3度にこだわらなくてもメロディーの下に「コード構成音」のどれかを入れる、ということを意識すれば色々とバラエティー豊かなヴォイシング(コードの押さえ方)が出来ます。
 また、譜面ではドミナントのGにセブンスの音が出てきませんが、これも実際に弾く時はドミナント・セブンス(G7)とみなして右手でGセブンスのファの音を適宜重ねるようにするとサウンドに広がりが出ます。
 (例えば、7小節目の1拍目でシ+ファ、8小節目の最後でレ+ファとか)。又は一般論として曲の前後の流れによっては左手で8度(ソ)の代わりにセブンス(ファ)の音を弾くということもよくあります。

 ということで、言葉だけでは抽象的で分かりにくかったかも知れませんが。どうか、実際に鍵盤の上で試してみてください。もちろん必ずこうしなくっちゃいけない、ということではなく、たくさんある可能性の中のひとつの例、ということです。

 山川さん、貴重な楽譜のご提供、ありがとうございました!
 ほんとにピアノの音っていいですよね。それにコードで弾くと、弾きながらいくらでも工夫が出来るし自分の気持ちをどんどん込めていくことが出来るのが楽しいですね。
 また何かありましたらいつでもお便りください!



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

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ちょっと、ひと言。

 会社の玄関脇にあるグリーン(ヘデラ)が、このところ見る見るボリュームアップしています。毎朝、黄緑色の葉っぱの枚数やサイズがどんどん増えていくのが分かります。
 そう言えば、このところの陽気と先週末の雨で、少し前までは堅い冬の装いだったあちこちの木の枝にも緑の芽が一気に膨らんできたようです。
 来週末からもうゴールデン・ウィークに入るんですよね。いつもの事ながらあっという間です。さて、新芽の勢いにあやかって、もう一度気持ちを切り替えますか!

 
−an 弾手−


第396回「連載10年・400回感謝特別号へのメッセージのお願い」

[2012.4.24]

 気が付いたら、いつの間にかこのコラムも連載400回が近づいてるんでした!
 どうしようかなぁ、と迷ったのですが、これまでの50回、100回、200回、300回の時と同じく、400回も皆様への感謝の思いを込めて特別号を出させて頂くことにしました。

 もうすぐ連載400回、そして2002年8月27日の第1回から数えてみると、今年の夏で満10年なんですね。まだ数ヶ月足りませんが、400回のキリ番ということに免じて「連載10年」というタイトルも大目に見ていただければ嬉しいです!

 実際、こんなに続くなんて思ってもみませんでした。スタートの頃は、「あと10回ネタが続くかぁ?」みたいな不安で一杯でしたし。でもそんな弱気な私を勇気付けてくれたのが、次第に全国から、時には海外からもお寄せ頂くようになった読者の皆様からの励ましや共感のメッセージでした。本当に嬉しかったです。このコラムがきっかけでリアルな出会いのご縁を頂いた方々、そして未だお会いしたこともないけれどすっかり親しい気持ちにさせて頂いたたくさんの方々、そんな皆様の温かい声にこれまでどれほど勇気付けられたことか。本当に、読者の皆様と共に続けさせて頂いた10年、400回だと思っています。
 いつも感謝の気持ちをかみ締めながら、パソコンの向こうのたくさんの皆様に直接語りかけるつもりでこのコラムを書かせて頂いています。

 記事のテーマとしては最初の頃は自分がピアノを始めたきっかけやエピソードネタだったのですが、その後「アナ鼻ピアノ」ということで自分の体験を基にしたコード奏法の簡単な理論や技術の紹介、そして最近は日々の暮らしの中で見たり聞いたり体験したり実践したりしたピアノ関連の話題を、ただの個人的な視点だけに留まらず出来るだけ普遍化して少しでも自分の今後の糧にしたり、読者の皆様にも何か参考にして頂けるものを提供できれば嬉しいなあ、という思いで書いています。
 お蔭さまで、このコラムをきっかけにこれまで6冊の本を執筆、出版させて頂くという機会にも恵まれ、本当に感謝です。

 ということで、どうか連載400回にあたって皆様からのメッセージをお寄せ頂けませんでしょうか。どんなことでも結構です。頂いたメッセージは第400回「連載10年・400回感謝特別号」でご紹介させて頂きたいと思います。

  メッセージをお寄せいただくに当って、少しだけお願いがあります。
 
400回特別号へのメッセージであることを明記してください。
 
お寄せ頂いたメッセージを400回特別号へ掲載させて頂くことにご了解の上お送りください。
 
掲載時の「お名前(ご本名かハンドルネームか、どちらをご希望か)」「男女別」「お住まいの地域(国、都道府県単位)」をお書き添えください。
 
前後の文章の都合上、句読点、改行、その他見出しの追加など、ごく一部手を加えさせて頂く場合もあることをお許しください(内容の改変は決していたしません)。
 
メッセージの長さはご自由にどうぞ。ほんのひと言でも、長文でも、どちらでも頂けるだけでものすごくありがたいです。
 
頂いたメッセージには、原則平日3日以内に受領のお返事を致します。(土日、及びゴールデンウィーク中はお返事出来ないかもです)。もし、平日3日以上経過してもこちらからのメールがない場合は、私の見落としか何らかの理由でメールが届いていないことが考えられますので、お手数ですが再度送信を頂けると助かります。
 
メッセージの締め切りはとりあえず5月13日(日)とさせてください。その後編集作業に掛かりたいと思います。

 勝手なお願いばかりで申し訳ありませんが、あなたからのメッセージにお会い出来るのを、楽しみに待っています!

【メッセージの送り先はこちら】
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com


ちなみに、これまでの特別号のバックナンバーはこちらからご覧頂けます。
第50回
http://www.kumamoto-bunkanokaze.com/andante/andante05.html#50
第100回
http://www.kumamoto-bunkanokaze.com/andante/andante10.html#100
第200回
http://www.kumamoto-bunkanokaze.com/andante/andante20.html#200
第300回
http://www.kumamoto-bunkanokaze.com/andante/andante30.html#300



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 熊本では、このところ街路や公園、住宅の庭などで木の枝いっぱいに薄ピンク色の花(?)をつけた木々を目にします。まるでついこの前までの満開の桜を彷彿とさせるような華やかさです。ハナミズキらしいですね。
 そう言えば我が家の隣の畑にはいつの間にかスクスクと青い麦の穂が。次々に目を楽しませてくれる季節の移り変わりというのは、本当に良く出来ているなあと感心します。

 
−an 弾手−


第397回「新緑の清和高原でピアノ演奏」その1

[2012.5.8]

  晴れた!
 数日前から、ゴールデンウイークの日本列島は天候不順になると予報が出ていて心配しましたが、その日は朝から穏やかな空模様。よかった。これで心配ネタひとつクリアです。

 心配ネタとは…
その日、5月4日は熊本県山都町清和高原の清和物産館でのピアノ演奏、題して「春から初夏へ〜季節の彩・an弾手ピアノTime」の日。でも当日まで、実は四つばかり心配ネタがあったんです。
 まず、その一つ。
 会場となる郷土料理館は、くまもとアートポリス参加の斬新なデザインで周囲全面ガラス張り。今の季節は新緑に囲まれて素晴らしいロケーションなんですが、何せ天井がテント地なので
 「雨が降るとすごい雨音が響いてピアノどころじゃないですよ」
 って言われて心配していました。でも今朝のこの天気ならその心配確率はゼロ%かな。

 心配ネタ二つ目。
 それは自分の体調。何故か数週間前から時々鼻の奥がムズムズして、そうなると手でこすらないとクシャミが出そうになるんです。普段の生活ではムズムズしたらちょこちょこっと鼻をこすれば何の問題もないんですが、ピアノ弾いている時にムズムズしてくると困るんですよ、両手が塞がってるし。鼻をこすろうと鍵盤から手を離すと、どうしても曲が一瞬途切れてしまう。まあ、練習中なら何てことないんですが、これが本番中だったら一瞬でも曲のテンポが途切れるのは困るなあ。かと言って無理に我慢して弾きながらクシャミでもしたらそれこそ演奏台無しだし。
 (プロのピアニストさんとか、こんな事ないのかなぁ?)
 この心配確率は本番になってみないとどうなることか分かりません。

 心配ネタ三つ目。
それは本番のお客様の入りと雰囲気。ランチタイム演奏が11:30〜12:00と13:00〜13:30。ティータイム演奏が14:30〜15:00の予定。本番数日前の館長さんとの電話では
 「平日はガラガラだけど、連休中なのでそれなりに混み合ってガヤガヤかも。それで、その時のお客様の状況を見て、サラッとBGM風にピアノを弾くだけにするのか、それとも演奏の合間にMCトークを挟みながら進行するのか空気を判断してほしい。マイクスタンドは準備しますので後はご自由に」だって!
 で、一応MCトークの内容は考えたのですが、さて、実際どうなるのか…。それに、あまり人前でしゃべるの得意じゃないんだよなぁ。
 (それから、この自由に使わせてもらったマイクスタンドがぁ。実は本番中にドッキリアクシデント発生っ!)

 そして心配ネタ四つ目。
 はい、これが一番肝心(?)ですよね、そう、自分の演奏!
実は今回の演奏がこれまでこの清和や別のパーティー会場などで何回かやらせて頂いたのと大きく違う点。それは、これまで勿論その時々の会場の雰囲気を念頭に置きつつも、演奏曲目の多くは自分の弾き慣れたレパートリーを中心にして、それに多少新曲を混ぜる感じでプログラムを考えていました。持ち時間もいつも30分程度だったので10曲ちょっと準備しておけば大丈夫だったのですが。
 今回は私自身の思いもあって、ピアノでこの新緑の山里・清和高原の空気を感じてもらえるようなひと時が創れたらいいなぁ、というのが大きなテーマだったのです。今回のタイトルは「春から初夏へ…」ですが、この先、季節が移れば「夏から秋へ…」とか。そんな季節の移ろいをピアノの音色と共に感じてもらえるような演奏が出来たらいいなぁ…、みたいな思いがあって、大げさに言えば新しい自分のテーマへの挑戦?(ま、それは言い過ぎか)。
 そこで、そんな季節感とともに懐かしいふるさとの情景が浮かんでくるような曲、ということで、主に日本の叙情歌を中心に選曲することにしました。
 演奏時間は昼間30分のセットを3回、それに夜フランス料理の会のウェルカムピアノで30分の、計4回120分。館長さんから
 「少なくとも最初の2セットは違う曲でお願いします」
 と言われ(自分でもそう思っていましたし)、選曲の段階で30〜40曲程を選んで絞り込んだのでした。歌詞の内容やメロディーのイメージの組み合わせでストーリーを考えながら、静かに始まり、懐かしい曲が続き、ちょっとPOPS系の曲も混ぜ、途中で少しKeyやテンポの違う曲で気分を変え、最後はまた静かにしみじみと終わる、みたいな感じで30分各セット毎の曲の組み合わせを考えていきました。
 すると、どうしてもこれまで自分があまり弾いていないような曲もたくさん入れないと持たないんですよね。
 これまでの30分演奏の経験では、約1週間ほど毎日1〜2時間の練習時間をとれば大体「これでいけそうかな」という感じになっていたのですが、今回は初めての曲にはイントロや間奏を付けたりアレンジを考えたり、また総曲数が多いこともあって、仕事から帰宅後の夜の練習では、2週間経ち3週間過ぎてもなかなか自分の手にしっくり馴染まない曲が残り、次第に焦ってきたのでした。何せ、夜に1時間半から2時間ピアノの前に座っても、通して弾くと結局1回しか弾いていない曲が多くてですね。

 そして4月後半から連休にかけては他の用件も色々と入ってきて、あっという間に本番の朝になっていたのでした。



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 前回のコラム第396回で「連載10年・400回感謝特別号へのメッセージのお願い」を書きましたところ、早速、顔見知りの方、お会いした事はないけどネットつながりの方、久し振りにメール頂く懐かしい方、などなど色々な方から毎日メッセージが届くようになりました。ありがとうございます!
この後、コラムに掲載させていただく皆様のメッセージへのan弾手からのお礼の言葉を書いたり、ページレイアウトを作ったりする作業に入っていきたいと思います。
メッセージの締め切りは5月13日(日)としていますが、まだまだ時間もありますので、どうか引き続きメッセージお寄せ頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します。
メッセージ募集の趣旨や送り先など、詳しくはこちらをご覧下さい。
(第396回 「連載10年・400回感謝特別号へのメッセージのお願い」)

 
−an 弾手−


第398回「新緑の清和高原でピアノ演奏」その2

[2012.5.15]

 自宅から高速を抜けカーブの多い山道を走ること2時間。朝10時、清和着。その日、5月4日はここ四季のふるさと・郷土料理館でのan弾手ピアノ演奏の日です。

 さすが連休、駐車場も一杯!何とか停めて。目の前には5月の青空が広がる芝生広場。何本もの竿に鯉のぼりが元気よく泳いでいます。
 敷地の入口に大きな看板。「山都町清和高原・ゴールデンウィークまつり」のタイトル。
 見ると、そのイベント案内の一角に…
 【春から初夏へ〜「季節の彩・an弾手ピアノTime」
 お食事、カフェを楽しみながらヒーリングピアノと過ごすひととき。
 郷土料理館でお楽しみください】だって。
あれっ、見たような写真が!?an弾手がピアノ弾いている写真だ(笑)何だか大げさなことになってます〜。

 まだ誰もいない郷土料理館に入ります。いつもながらこの全面ガラス張りの丸い空間は気持ちがいいです。高い天井、ガラス越しにぐるっと周りを取り囲むように広がる新緑の木々。ジブリアニメの森の中に降り立ったような気分になります。そして、これまで何度か弾かせてもらったことがあるここのピアノ。あちこちにキズがある年代物の古いアップライトですが、これがまた、なかなか味のある音色を響かせてくれるんですよ。つい最近、知り合いの某調律師さんが調律してくださったばかりだそうです。

 まずは館長さんに声を掛けてマイクの確認。
 「こちらのミキサーの電源ボタンを押したら音が出ますから。ボリュームはここで調整してください。マイクのアームスタンドはこれで。今日は私も他のスタッフも厨房や接客で忙しいので後は自分で適当にやってくださいね」
 「あ、はい、分かりました…。実はピアノ弾きながらマイクでしゃべるのも想定しているんですが、ピアノとマイクの音量のバランス確認できますか?館長さん、何かしゃべりながらピアノの音出してみてもらえませんか?」
館長さんにピアノとマイクの音を出してもらいながら、私は会場のあちこちに移動して確認してみます。
 「部屋の中央から後ろの方が、前方よりもピアノの音がよく聴こえますね!ピアノから上に上がった音が、高い 丸天井を伝って後ろの方に降りてくるみたいですね。マイクの音量もこれ位ですかね」
って訳でこれで準備完了。館長さんはまた忙しそうにバックヤードの奥に消えます。
 とりあえず、用意してきた進行タイム入りの曲目コード進行メモと小さなデジタルウォッチをピアノの前に置きます。

 あっ、一番乗りのお客様2人?まだ11時前だけど。あぁ例の調律師さんだ。来て下さるとは聞いてなかったんだけど。ご一緒は奥様?
 「こんにちは、an弾手さん!こちらうちの家内です」
 「あぁそうですか!はじめまして。an弾手です。今日はわざわざ来て頂いてありがとうございます!」

 そうこうするうちにお客様も少しずつ増えて、時間も11:30。1st Set開始の時間になりました。
 ピアノの前に掛け、静かにFのコード進行タラタラアドリブフレーズで演奏開始です!



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 しつこくてすみませんっ!
 第396回でお願いしましたこのコラムの「連載10年・400回感謝特別号」への読者の皆さまからのメッセージ、去る5月13日が締め切りでした。たくさんの皆さまに温かいメッセージをお寄せ頂き、本当にありがとうございます!
 これから、頂いたメッセージの順番や主な表記の統一、それにan弾手からのお礼の言葉を書いたりと、編集作業に入るところです。何度も読み返しながら、改めて皆さまの温かいお言葉に胸が熱くなる思いです。ありがとうございます。
 実際には、まだ第400回記念号のアップまでには今日から2週間ほどありますので、もしこれからでもメッセージ送ってやってもいいか、という方がいらっしゃいましたら、ぜひよろしくお願い致します。400回記念号アップまでに頂いた分は、作業が間に合う限り掲載させて頂きたいと思います。
 メッセージ募集の趣旨や送り先など、詳しくはこちらをご覧下さい。
  (第396回 「連載10年・400回感謝特別号へのメッセージのお願い」)

 
−an 弾手−


第399回「新緑の清和高原でピアノ演奏」その3

[2012.5.22]

 11:30、いよいよ1st Setの演奏開始です!

 今回の演奏は、自分の中でこれまでとは少し違うテーマを考えていました。私の場合はそもそも派手な演奏やカッコいいテクニックとか、いかにもジャズです、みたいなのは苦手で弾けない(それに、あまりそこを目指そうという気も起きない)のですが、だからと言ってただ心地いいとか、ただオシャレなピアノ、というだけではなく、今回のピアノイベントのテーマにもあったように、季節の彩(いろ)、というものを意識して、春から初夏へ移ろいゆく山里の風景と空気感を、30分間の音のストーリーとして表現できないかなぁ、というのがあったのです。そして今回をひとつのきっかけとして、今後様々な自然や季節、懐かしい空気感などをテーマとした音(音楽)物語みたいなものを創っていけたらいいなぁと。
 まだ自分でも漠然としてはいますが、今回はとにかくそんな方向への第一歩お試し、みたいな感じでしょうか。

 能書きはこれくらいにして。
 静かにFのコード進行タラタラアドリブフレーズで演奏開始です!
ピアノの前に置いた進行タイム入り曲目コード進行メモと小さなデジタルウォッチを確認しながら、1分30秒のタラタラフレーズの最後C7に続けて、さりげなく最初の曲「早春賦」につないでいきます。
 1曲目が終わったところで、ピアノ横に立てたアームスタンドのマイクを顔の前に動かしてMCトークです。
 「本日は、清和物産館においでいただきましてありがとうございます。ゴールデンウィークも今日を入れてあと3日となりましたがいかがお過ごしでしょうか?〜これからしばらくの時間ですが、どうぞお食事をなさりながら、春から初夏への懐かしい曲を聴いて頂ければと思います〜」
 続いて「れんげ草」「春の歌」「さくら貝の歌」、そして松田聖子の「赤いスイートピー」、森山良子の「この広い野原いっぱい」等々〜
 数曲ずつの合間にはコード進行タラタラアドリブフレーズを挟みながら、同時にMCトークをピアノに重ねてしゃべっていきます。
 (実はこの、ピアノ弾きながらしゃべる、というの、いわゆる「弾き語り」とは違う難しさがあってですね。これについてはまたいつか改めて考察したいと思います)

 演奏の後半、5月4日ということで「背くらべ」「茶摘み」でちょっとリズミカルに。
 最後はまた静かなFのコード進行のピアノをバックに…
 「短い時間でしたが、季節にちなんだ曲をいくつかお聴き頂きました。いかがでしたでしょうか。それでは最後に、故郷(ふるさと)お聴き下さい。この後も引き続き、この新緑の清和高原でゴールデンウィークのひと時をお楽しみ下さい」
 「故郷(ふるさと)」にオリジナルのイントロを付け、Key=Fで曲を2回繰り返した後Key=Gに転調して1回、更にエンディングはKey=GからE♭→F→Gと高揚感のあるコード進行にして、心の中に広がる故郷の5月の空に高く高く昇っていくようなイメージにしてみました。
 ピアノの上の時計を見るとぴったり30分経過、12時です。

 その後は曲目や構成を変えながら13:00〜13:30、14:30〜15:00の部。
 14:30〜の部には顔見知りの人もたくさん駆け付けてくれて、演奏終了後は席ですっかり盛り上がってしまいました。
 夜は6:00から限定20名様ご予約のフランス料理の会のウェルカムピアノ。こちらはフランス料理の前座として、お食事開始までの30分間をMC無しで静かにピアノの音だけで過ごして頂きました。

 さてさて、当初自分が思い描いた「自然や季節、懐かしい空気感などをテーマとした音(音楽)物語」にどれだけ近づけたのか?それはまたこれからの課題として、今回、連休中のご予定の合間を縫ってan弾手のピアノのために遠路はるばる清和まで来て頂いた皆様、あるいは、たまたま立ち寄って私のピアノを耳にして頂いたお客様、そして、このような機会を与えて頂いた清和物産館の館長さんや関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 最後に、そんな皆様から頂いたたくさんの嬉しいエピソードの中からひとつだけご紹介します。
確か「鈴懸の径」を弾いていた時だったと思いますが、ピアノの横に年配の女性の方が近づいて来て立ったままじっと聴いていてくださいました。そして、曲が終るとポツリ。
 「いいですね〜。涙が出そうになりました。母のことを思い出しました」とつぶやくように言ってくださったのです。
 お母様が生前この曲を口ずさんでいらっしゃったのでしょうか。そんな懐かしい気持ちを思い出して頂ければ、というのが今回の自分のテーマのひとつでもありましたので、本当に嬉しい一言でした。

 あ、それはそうと、昼間弾きながらMCが終ってマイクのアームをすっと後ろに回した瞬間、勢い余ってグルッとアームが回転し、そのままガシャン〜!っと落ちてしまった!
 そ知らぬ振りで元に戻して演奏進めたのですが…。それを見ていた知り合いにすっかり受けたみたいで、演奏後
 「今日はあれが一番印象に残った!」だって!なんじゃそれ〜

 あ、それから、心配していた鼻のムズムズとクシャミ。なぜか演奏中はそんな事もすっかり忘れてました!



(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 昨日は金環日食ということで日本中盛り上がってましたね。皆さまご覧になられましたか?私はと言うと、朝、窓からちょっと空を覗いたらどんよりとした曇り空。残念でした。でも、テレビのライブ中継ではきれいなリングが見れましたけどね。
 日食といえば、確か私が小学生の頃にも騒いだ記憶があるなぁ…。あれは金環じゃなかったのかなぁ。下校途中、道路に映る木漏れ日の形が沢山の綺麗な輪になっていた記憶があるんですけどね。
 今年は天体ショーの当たり年らしいですね。また次の機会を楽しみにしてましょう。

 
−an 弾手−


連載10周年400回感謝特別号

  [2012.6.5][2012.5.29]

 やっと、と言うか、もう、と言うか。400回になりました。
 皆様には早くからお騒がせしてしまいましたが!

 これまで、50回、100回、200回、300回と、キリ番の度に特別号として皆様からのメッセージを頂いてきましたので、もういい加減しつこいかなぁ、とも思ったのですが、今回は2002年のスタートから数えて10年目ということもあり、またまた皆様にはお手を煩わせてしまいました。
 お願いメールをお送りした方の中には「お祝って、送る人の気持ちだから。強制されるものじゃないですから」って、至極ごもっともなご意見を頂いた方もいらっしゃって恐縮しています。でもそう言いながらその方からもとても心のこもったメッセージを送って頂き、本当に感激です。そんな本音をサラッと言ってくださる程、心を開いて頂いているというのも嬉しいです。

 皆様から送って頂いた一つひとつのメッセージ、何度も何度も繰り返し読ませて頂きながら、その重みをズッシリと感じています。
 こうして、たくさんの皆様との触れ合い、関わり、励ましに支えられてこの10年があること、an弾手としての今の自分があることに今更ながら深く思いを致さずにはいられません。
 そしてまた、ピアノが弾ける喜びをたくさんの人に味わってほしいという、私の思いに共感し実践されている方がたくさんいらっしゃるというのも実感して、喜びとともに責任も感じています。

 本当にありがとうございます。改めて感謝とお礼を申し上げます。

 (an弾手より)のコメントも、何度も何度も書き直すうちにどうしても冗長になってしまいました。それでもまだまだ言い足りない感謝の言葉は山ほどありますが、ページがあまり長くなるのも避けたいために、短い文字数の中に精一杯の思いを込めて書かせて頂きました。どうぞお一人お一人のコメントに目を通して頂けたら嬉しいです。


「同じ音楽を愛する一人として、いい刺激も頂いています」
(Message from 熊本:橋口華英さん・女性)

 an弾手さんのピアノに、そして音楽に対するひた向きな情熱が本当に素晴らしいと思います。同じ音楽を愛する一人として、いい刺激も頂いています。これからも、素敵なan弾手ワールドを〜

(an弾手より)
 いつもありがとうございます!私も、大きな夢に向って次々と挑戦される華英さんの生き方にはとてもいい刺激をもらっています!モデルのようにキュートで可憐なその姿からは想像できないような発想と行動力で、中国、日本、そしてアメリカと世界を股に駆けて活動されるパワー、凄いです。これからも応援しています!
「コラムは毎週楽しく拝見しています」
(Message from 東京:papiさん・男性)

 これは私の【ピアノ演奏10訓】です。前半がan弾手さんの著書、後半はピアノレッスンの先生・角聖子先生の著書より、それぞれいただいたものです。ピアノを進めるうえで、気の持ちようはとても大切です。折に触れ、噛みしめています。どうもありがとうございます。【ピアノ演奏10訓】〜、

(an弾手より)
 まだお会いした事はありませんが、papiさんのピアノにかける熱い思いや精力的なご活動、ネットでいつも拝見しています。ご自身で作られた「ピアノ演奏10訓」の中に、私の本からも一部使って頂いているとのこと、光栄です。同じような思いを共有してピアノを楽しんでおられる方がいらっしゃるというだけでも、とても心強く、嬉しくなります。これからも一緒に楽しんでいきましょう!
「〜なぜ、ぶったまげたかというと・・・実は、なにを隠そう〜」
(Message from 埼玉:田島みるくさん・女性)

 〜漫画家で小説家の田島みるくと申します。〜なぜ、ぶったまげたかというと・・・実は、なにを隠そう(隠さなくてもいいのですが)私、みるくは今から30年ほど前、an弾手社長のもとで、グラフィックデザイナーとして働いていたからであります。寿退社でほんの短い時間ではありましたが、もんのすごく中身の濃い時間を過ごさせていただきました〜

(an弾手より)
 みるく先生、ご無沙汰です!なにを隠そう(笑)みるく先生はうちの会社の社員第1号でした!短い期間だったのに、あの明るくて機敏で誰にでも共感を与えるキャラクターは今でも強烈な印象として30年の時を越えて語り草になっています。上京後はたちまち漫画家としてメジャーデビューされ、既に百本近くの著書や数十万部のベストセラーも記録されているんですよね。近年は小説家としても才能を発揮され、この夏には数冊目となる小説新刊も刊行されるとか。なんちゃって著者のan弾手としては尊敬の至りです。これからもますますのご活躍を楽しみにしています!
「an弾手さまのおかげでピアノ狂いから足を洗えなくなってしまいました」
(Message from 愛知:JUNさん・男性)

 心身ともに好調な時ばかりではなかったでしょうが、よく続けられましたですね。熱意に脱帽です。本業はもちろん家族サービスのほうは、随分手を抜かれたのでしょう?”奮戦記”へは途中乗車でしたが、当然ながら第一回分から楽しませていただいております。ピアノを弾こうと思い立ってから足掛け5年〜

(an弾手より)
 はい、家族サービスは随分手を抜かせていただきました(笑)それでもずっと横から見守り、さりげなく支えてくれる家族があってこそ出来ているan弾手の活動です。本当に感謝です!JUNさんも保護者(奥様)の付き添いの下、美人お嬢さん先生のレッスン、すっかり楽しまれているようで何よりですね。お互い好きなことに打ち込める幸せな環境に感謝しながら、これからも大いに楽しんでいきましょう!
「ピアノ演奏の苦手意識を楽しみに変え、音楽を身近に感じさせた功労は〜」
(Message from 長崎:Pianossimoさん・男性)

 「継続は力なり」と云う格言が有りますが、an弾手さんも自ら体現実践された結果が今回の「連載10年・400回感謝特別号」に至っているものと推察します。この間沢山の愛読者?ピアノ愛好者や同士の誕生や交流があった事と思います。何気なく「コード奏法」をネットで検索するとコード奏法の書き込みが増え、その中に「an弾手」「アフターファイブレッスン〜

(an弾手より)
 いつもメッセージありがとうございます!ご紹介頂いているように、確かにネット上にはいつの間にかたくさんのつながりが網の目のように広がっていますね。こうして、お会いしたこともないPianossimoさんとも親しくお話が出来るのもそのお陰です。そんな皆様との価値観共有の輪が、一地方の一素人ピアノ弾きの私自身の気持ちや立ち位置そのものも大きく進化させてくれたものと感謝しています。どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。
「憩いの時間としてのピアノでの音楽のひとときは きちんと そこにあり〜」
(Message from 埼玉:白と黒さん・女性)

 〜子供のおけいこの頃のピアノでは「楽譜に従って」という受け身の楽しみ方のみでした。でもan弾手さんの最初の本(楽譜)にて、コードがそれまでは理解の難しい記号、暗号にしか見えなかったものが自分なりに、拙いなりにも読みやすくなりまして・・・本当に目からうろこ落ちました・・・のんびり きままに 自分が音楽になるというのは〜

(an弾手より)
 初めてメール頂いたのは随分前のことになりますが、その後次々に連続して長文のメールをくださるパワーと、そこまでan弾手に関心を寄せて頂いていることに感動した思い出があります。その後東京弾手の会でお会いし、また熊本にも立寄って頂いて、私の音楽仲間と一緒に楽しく集い盛り上がる機会を頂いたことに感謝しています。今ではギター名曲のピアノアレンジやウクレレ演奏など多方面にご活躍のご様子、これからも楽しんでいきましょう!
「これからの目標はコード譜だけで自由にアドリブや間奏を弾けるように〜」
(Message from 鹿児島:シゲさん・男性)

 いつも楽しく拝読しております。思えば長女が小学校に上がる前ピアノを習い始めて、せっかく家にピアノがあるのに眺めるだけではもったいないとオヤジも家族に内緒で近所のピアノ教室に通い始めました。〜ギターと同じでコードで伴奏ができると知って、ネットで検索して「ピアノ奮戦記」を読み始めたのがお知り合いになれたきっかけです〜

(an弾手より)
 いつもありがとうございます!確か鹿児島でピアノサークルも開催されていたと記憶していますがその後いがかですか?休日にはコードで昔のニューミュージック系の鼻歌ピアノを楽しんでおられるとか。私との共通項を感じてとても共感できます。ご一緒に、これからもピアノを生涯の趣味としていけたらいいですね!
「ピアノ奮戦記連載400回おめでとうございます」
(Message from 東京:ゆめびとさん・男性)

 an弾手様 ピアノ奮戦記連載400回おめでとうございます。

(an弾手より)
 数年前の東京弾手の会では、親しく言葉を交わして頂いて、また素敵な演奏を聴かせて頂いてありがとうございました!その後もオリジナルの曲を創り続けられ、リサイタルも計画されているとのこと、素晴らしいですね。一度オリジナル曲のCDを送って頂きましたが、またこの先も素敵なご活動、楽しみにしています!
「これからも知的で楽しいコラムを書き続けて下さいね」
(Message from 熊本:古荘昇龍さん・男性)

 私は連載200回ちょっと手前からお付き合いさせて頂いた新参者ですが、ひょんな事からピアノの事で関わりを持たせて頂きました。そんな事からan弾手さんのピアノ習得過程に興味を持ち、コラムの第1回目から読ませて頂きました。回が増す毎に音楽に対する理解と技術的な向上を深めておられるのがよく判ります〜

(an弾手より)
 夜の街(ライブハウス)では、いつも親しくお声を掛けて頂いてありがとうございます。九州はもちろん、西日本一帯で数え切れない程のライブをこなすミュージシャンでありながら、同時に敏腕調律師として関西からも引っ張りだこの古荘さん。そのバイタリティーにはいつも感心しています。これからもハイレベルの演奏、楽しみにしています。あ、我が家のピアノもそろそろ調律をお願いしなくっちゃ、ですね(笑)
「an弾手さん、すごいですね!天下の生協のカタログに〜」
(Message from 熊本:chakoさん・女性)

 先日、生協のカタログを見ながら注文していたのですが、本の紹介のところでan弾手(鮎川)さんの【楽譜が読めなくてもいきなり弾ける!2週間速習ピアノ講座】(講談社刊・著者名:鮎川久雄)という本も載っていて驚きました! 天下の生協のカタログに、あの鮎川氏の本が!〜

(an弾手より)
 私が初めてコード奏法を学び始めた時、同じ教室(ピアノバー)に習いに来られていた同窓生(?)のchakoさん!しばらくお会いしていませんが懐かしいです。今ではプロの工芸作家&詩人としてのご活躍、遠くから拝見しています。そうですかぁ、生協のカタログに私の本が載ってたんですか!?すごいっ(って、自分で言うのも変?)。そうやってたくさんの人にコード奏法に触れる機会が広まるのは嬉しい限りです。教えて頂いてありがとうございます!
「ピアノの音色に魅せられ、60歳からの手習いで始めた私のレッスンも」
(Message from 埼玉:ピアノ好きさん・男性)

 ピアノの音色に魅せられ、60歳からの手習いで始めた私のレッスンも今年で3年目です。此の頃やっと知人等に「少し弾けます」と言えるようになり喜んでいます。昨年「2週間速習ピアノ講座」(2011年・講談社)に出会い、帯表題の”何歳から始めても、楽しくピアノが弾けるワザを公開”してくれた、貴殿のおかげと感謝しています〜

(an弾手より)
 60歳からのピアノ入門ですか!素晴らしいですね。ピアノは幾つからでも楽しめますよね。コード奏法も左手のテクニックも、何も私の発明ではなくてこれまで多くの先駆者が工夫実践してきた方法の一部を学び自分なりにシンプルに要約してみたものです。でも自分に分かり易い方法はきっと他の初心者の人にも分かり易いんじゃないかと思って出来るだけシェア出来たらと思っています。私の演奏CDは(笑)、以前出版社の人にもちょっと打診した事はあるんですが。また今後の楽しみにしてみますね!
「音楽は人々をしあわせにします。みんなでしあわせになりましょう!」
(Message from 熊本:志娥慶香さん・女性)

 〜10年も400回も続けられることがまずすごいのと、an弾手さんの鼻歌ピアノに対する愛情とハングリー精神、いろんなことに興味を持って接するお姿がすばらしい!と、いつも思います。an弾手さんの「癒し系」の文章も魅力の一つです!これからもますます大好きなピアノを追求されてください。音楽は人々をしあわせにします。みんなでしあわせになりましょう!

(an弾手より)
 多方面でご活躍中のプロ音楽家(作曲家・ピアニスト)の志娥慶香(しがけいこ)さんからこうしてメッセージ頂いてとても嬉しいです。初めて志娥さんの作品をお聴きした時、ジャズでもクラシックでもPOPSでも叙情曲でもない、何ともいえない優しさと、その奥にある凛とした風格に思わず引き込まれ、たちまちファンになってしまいました。もう何年も前から聴いていたあるFM番組の心に沁みるようなテーマ曲も実は志娥さんの作品だったことを知り、改めて納得。「音楽は人々をしあわせにします。みんなでしあわせになりましょう!」。志娥さんのこの言葉、これからの目標にしたいと思います。
「どの1回を取っても飽きさせない軽妙洒脱な文で」
(Message from 東京:清水一郎さん・男性)

 〜中島さん(an弾手注:東京弾手の会のご提唱者)と私の出会いは正にan弾手さんのブログのお陰で、私も感謝しております。昔話は老化の証拠と言われますのでお恥ずかしいですが、an弾手さんのブログに「東京地区でピアノが好きな人、会いましょう」との中島さんの呼びかけで、初対面の日に帰国されたみかこさんと3人で、赤坂の例のライブハウスで会ったのが〜

(an弾手より)
 原宿表参道での東京弾手の会で初めてお会いしたのがついこの前のように思い出されます。その時も清水さんはバリバリの演奏を聴かせて頂きましたね。お話しても、とても研究熱心な方だなぁという好印象でした。その後も上京の折には皆さんと楽しく交流する機会を頂きましたが、日頃は遠く熊本から、弾手の会の皆さんが楽しく交流されているのを嬉しく拝見させて頂いています。これからも楽しいつながりが続きますように!
「10年ですか〜。継続こそ力なり!ですね」
(Message from 東京:mokoさん・女性)

 10年ですか〜。継続こそ力なり!ですね。練習がはかどらず、全然進歩しない私ですが、an弾手さんを見習って続けます。10年、400回本当に〜

(an弾手より)
 メッセージありがとうございます!ピアノが好きで練習されている方から、こうしてan弾手のことを見習って続けま〜す!と言って頂けるのは本当に嬉しいです。具体的に何がどう、ということではなくても、自分の存在自体が誰かに意識され少しでも何かのお役に立っているのかも、というのがどんなにありがたいことか。もっと皆さんのお役に立たなくては、と思わせて頂けることに感謝です!
「是非このコード奏法の新たなる先駆者として、演奏に出版に〜」
(Message from 栃木:おばぴー@小幡英夫さん・男性)

 〜ピアノへのアプローチは、ひたすら練習を重ねて自分の演奏上達するしか普通の人は思わないのに、出版などを通じて外向きに実用ピアノとして発信をするなんて内容が素晴らしい。コード奏法は本当に手軽で、実用的な奏法ですが、なぜか音大やNHKなどでも重点的には取り上げてないようで、現役のピアノの先生達もまったく知らないことに〜

(an弾手より)
 mixiの「カクテル・ピアノを弾こう」というコミュニティーで管理者のおぱぴーさんとお知り合いになることが出来ました。私はカクテル・ピアノという言葉すら知らなかったのですが、ホテルのラウンジや高級クラブ・レストランなどで演奏される粋でお洒落なピアノ、ということを教えて頂き、自分の嗜好にもピッタリだなぁと思ったものです。多くの経験をお持ちのおぱぴーさんにあやかって、私も少しずつでも経験を積めればと思っています。
「これからも応援しております」
(Message from 熊本:あやのじょうさん・女性)

 お久しぶりです。ご無沙汰しておりますがお元気にしていらっしゃいますでしょうか?私は元気に家庭菜園とピアノ頑張っております(笑) 庭には大輪のレッドローズが満開となって、縁側から(?)眺める新緑が気持ちをワクワクさせてくれます。何とか独学でピアノを上手く弾きたいと、an弾手さんの本やコラムで〜

(an弾手より)
 初めてお会いした時、「an弾手さんの本、いつも持ち歩いています」と言ってバッグの中から「40歳からのピアノ入門」を出して見せて頂いた時は感激しました。聴かせて頂いた優しいピアノの音色も素敵でした。その後、どこか妖精のような印象を残したまま山里に引っ越され、私に「山里の少女」のイマジネーションを広げさせて頂きました(コラム第312回参照)。木々の緑や花やトンボやカエルやセミやカマキリが棲む山里に、今日もあやのじょうさんの優しいピアノの音色が流れているのを想像できることに感謝です。
「私を含めどれほど沢山の人たちが、an弾手さんの奮戦記に触発されたり、励まされたり〜」
(Message from 東京:みえさん・女性)

 本当におめでとうございます。私を含めどれほど沢山の人たちが、an弾手さんの奮戦記に触発されたり、励まされたり、爆笑したり、ホロリとしたり、羨ましがったり、耳を澄ませたり、お腹がぐーっと鳴ったり、したことでしょう!〜

(an弾手より)
 みえ先生の「継続は力なり」というブログタイトルに励まされて、そうだよね、継続だよね、って思い返しています。歌って踊れるピアニスト(でしたっけ?)としてご自身の教室はもちろん、全国を飛び回ってのご活躍、何とも爽やかな空気感にいつも励まされています。だいぶ前になりますが樹原涼子先生のコンサート「ピアノランドフェスティバル」熊本公演にもご案内頂いてありがとうございました。そう言えばその樹原先生の教室にも拙著「お父さんのためのピアノ教室」が置いてあると聞いてびっくりするやら嬉しいやら。
「いつでもこのコラムがあるということが私の安心感につながり〜」
(Message from 広島:永遠の乙女さん・女性)

 〜ということは私もほとんどそれぐらいこのコラムを読ませて頂いてきたということです。そんなに経ったのかと信じられないぐらいですが、その間、確実にan弾手さんは私にピアノを通じて音楽の楽しさを教えて下さりまた自らも成長してこられました。〜このコラムが続く限り私の夢も続くでしょうし、いつか自分の嬉しいピアノ体験の報告をここでしたいものです〜

(an弾手より)
 ほんとに、このコラムの最初の頃からずっとお付き合い頂き、毎回の特別号には欠かさずメッセージを頂いていてありがとうございます!その都度、本当にピアノが好きで色々工夫されながら着実に進化され楽しまれている歴史(?)が手に取るように伝わってきて嬉しいです。ご一緒に歩んで来たこの10年、ですね(笑)。これからもご一緒にピアノ楽しんでいけたらいいですね。ピアノ体験ご報告も楽しみにお待ちしています!
「とても40代から始められたと思えないくらいです」
(Message from 熊本:まりたんさん・女性)

 〜とても40代から始められたと思えないくらいです。年齢や置かれた環境で諦める人も多い中、頑張ろうという気持ちになれる方も多かったのではないでしょうか?かくいう私も年齢や環境で音楽を続けるのが困難で、半ば諦めかかってましたが、an弾手さんを見習ってそれらの壁を打ち破って夢に向かって〜

(an弾手より)
 ライブつながり、ネットつながりのまりたんさん、「コメント」や「いいね!」など、いつも気に懸けて頂いてありがとうございます!お仕事その他の事情で中々楽器を手にする時間がとれないお悩みも、それとなく拝察させて頂いています。それでもご主人や音楽仲間のライブにはいつも明るく顔を出されているのが印象的です。私も、まりたんさんがステージで元気に演奏されるのをこれからもたくさん拝見できたら嬉しいです!
「こんなブログをずっと書かれていた方がいらしたんだな〜、と、なんだかとても感動しました」
(Message from 東京:杉本ゆみさん・女性)

 先日童謡ジャズツアー中に熊本でお会いしました杉本ゆみです。共演の志娥さんにan弾手さんを紹介していただいた時、ダンディーなのに、なんて肩肘はらない、軽やかな爽やかな空気感をお持ちなんだろう、とまず思いました。ブログを訪れてみて、さらに印象とぴったり。〜こころにすっと入ってくる素直な言葉たちが、音楽本来の楽しさや可能性、自由なつきあい方、わくわくするその世界へ誘ってくれる〜

(an弾手より)
 西日本ライブツアーの熊本公演では、童謡ジャズという不思議なタイトルに惹かれて行きましたが、とても新鮮で楽しい体験をさせて頂きありがとうございました。ライブ終了後は親しく言葉を交わして頂き、また一緒に写真も撮って頂いてハッピーでした。童謡ジャズという新しいジャンルを拓いておられるご活動には興味津々です。それはメッセージに書いて頂いている様に「音楽本来の楽しさや可能性、自由なつきあい方、わくわくするその世界」そのもの?私もそんな世界に憧れます。
「祝意、敬意、そして、私としてはどうしても謝意を加えなければなりません」
(Message from 大阪:中川貴さん・男性)

 〜祝意、敬意、そして、私としてはどうしても謝意を加えなければなりません。有難う御座いました。私が初めてan弾手さんにメ−ルを送りましたのは、2006年2月16日です。前年12月の発表会で大失敗をし、ピアノへの意慾を失い、もう歳も歳だからやめようかと思っていた矢先、an弾手さんの本「目からウロコのピアノ速習法」に出会い、もう一度やり直してみようと〜

(an弾手より)
 中川さんには私からも心から謝意をお伝えしたいです。一度あきらめかけられていたピアノを、私の本がきっかけで続けようと思い直されたというエピソードも嬉しい限りですが、以来ずっと定期的にレッスン報告のメールを頂き、ピアノの話はもちろん、お孫さんや日常の話題まで書いて頂いて、すっかり親戚のおじいさんのような気持ちにさせて頂きました。また年に1回の発表会ではご自分でアレンジした演奏を披露され、その様子を録画したDVDをいつも送ってくださいます。80代半ばとは思えないお元気さです。これからもピアノレポートや演奏、楽しみにしています。
「これからも、沢山の人々に弾く楽しみをお届けくださいね」
(Message from 東京:こあらさん・女性)

 住宅事情などから、子供の頃に習っていたピアノの再開には至っておりませんが、コード奏法に親しませていただいたお陰で、楽しく音と戯れております。ライアー(竪琴)、カンテレ(フィンランドの琴のような民族楽器)、ポルタティフオルガン(膝乗せタイプの小さなパイプオルガン)、果ては手の平サイズのカリンバ(親指ピアノ)まで、全てコード奏法で〜

(an弾手より)
 東京弾手の会で初めてお会いし、その柔らかな笑顔と優しいライアーの音色にすっかり魅了されてしまいました。守備範囲じゃないと謙遜されるピアノも即興アレンジで素晴らしい演奏をされるのはちゃんと知ってますよ(笑)。日頃は、メッセージにも書かれているような珍しい楽器を操りながら、たくさんのライブやCD制作をこなされている行動力にはびっくりです。気が付くといつの間にか香港にいらっしゃったり、北欧だったりイギリスだったり。300回の時は香港からのメッセージでしたね。これからも竪琴を抱いた天使の様に天駆けるご活躍、期待しています!
「このHPに出会って数年、コラムの中で素敵な風景を見せて頂いています」
(Message from 山口:kizumo_mamaさん・女性)

 このHPに出会って数年、コラムの中で素敵な風景を見せて頂いています。ピアノの上達はマイペースな私。この数年で変わったことは、忙しい毎日の中でピアノに触れ合う為に、早起きになりなりました。〜心の宝石箱にすこしずつ曲が増えつつあります。(キラキラできる自分になれますように。)〜

(an弾手より)
 日頃から爽やかな近況メッセージを送って頂きありがとうございます!バンドでの演奏も楽しまれているようで何よりです。気張らずマイペースでピアノを楽しんでおられるご様子が伝わってきます。心の宝石箱、いい言葉ですね。キラキラした自分、キラキラした毎日、ピアノ(音楽)がそんなキラキラをたくさん運んできてくれますように。そんな気持ちを改めて思い起こさせて頂いたことに感謝です!
「東京でお会いしてから何年経ちましたでしょうか?」
(Message from 東京:エリーさん・女性)

 an弾手様。この度は、400回記念、おめでとうございます。東京でお会いしてから何年経ちましたでしょうか?40歳からはじめて、あそこまで弾けるのはうらやましい限りでした。日記などを拝見しながら、次回お会いすることを楽しみにしております。いろいろお忙しいと思いますが〜

(an弾手より)
 お会いしたのは東京弾手の会でしたね。皆でピアノの弾きっこをしたり、食事しながらお話したり、写真を撮り合ったり、楽しいひと時でした。帰りの駅までの道もおしゃべりしながら歩き、改札口で再会を約束しながら別れたことを思い出します。東京、熊本でなかなか簡単にはお会いできませんが、その分、このようにコラムやメッセージを通じて気持ちを通わせて頂けることに感謝しています。またお会いできるのを楽しみにしながら。
「ここまで回を重ねられましたことに、私も嬉しく思っております」
(Message from 熊本:山口りえこさん・女性)

 400回目の大台をお祝い申し上げます。何事も続けることが大事といいますけれど、ここまで回を重ねられましたことに、私も嬉しく思っております。鮎川さんとはfacebookで、ひょんなことから?でしたかお友達になり、第389回では取り上げてくださり、とても嬉しい思いをいたしました。お互いにピアノを愛する者同士〜

(an弾手より)
 ほんとにひょんなことからお友達にさせて頂きましたね。三角西港、というキーワードに反応してしまったのでした。私の思い出の三角西港をテーマにしてピアノ曲を創られ、ご自身の演奏でCDまで出されている、というのにびっくりしてすぐに購入させて頂きました。詳しくはコラム第389回に書いています。引き続き2枚目のCD制作やレストランなどでの演奏をされているとか。私も勉強させて頂きたいと思っています。
「an弾手さんの地道な努力の成果をファンのひとりとして〜」
(Message from 愛媛:森田義徳さん・男性)

 an弾手様、このたびは「an弾手のピアノ奮戦記」連載10周年400回記念号まことにおめでとうございます。an弾手さんの地道な努力の成果をファンのひとりとして大変うれしく思います。私は独学でピアノを始めるに当たり、インターネットに助けられました。「初心者のピアノ」で検索したら、サイトがあふれ出てきました。そのひとつがan弾手さんでした。あれから7年半〜

(an弾手より)
 もう7年半になるんですね。その間、たくさんのお便りやお心遣い、ありがとうございました。ピアノに関してはご謙遜されているようですが、しっかり楽しまれているようで嬉しいです。今の目標は「荒城の月」ですか。私もとても好きな曲です。拙著「お父さんのためのピアノ曲集〜コードで弾く懐かしい日本の抒情歌」にもアレンジ譜を載せていますが、それは後半は3連譜ですね。16分音符で弾くメロディー、というのがどんな楽譜か分かりませんが、お孫さんに素敵なおじいちゃんのピアノを聴かせてあげられるのが楽しみですね!
「音楽を楽しんでいる今の自分になれたことへのお礼の言葉を〜」
(Message from 千葉:中島弾ディさん・男性)

 an弾手さん、400回連載お祝い申し上げます。私にとってこの「ピアノ奮戦記」に出会ってからというもの自分の周りで多くの嬉しいことがあり、それもこれも全て、an弾手さんそしてこの「ピアノ奮戦記」のお陰と感謝申し上げます。その幸せ感はまるで「♪幸せ度♪パターン」とも言えるような音階の流れのようで、第208回では「弾手の会」のご紹介もしていただきありがとうございました。an弾手さんのご協力もあり、お陰様で素晴らしい仲間に恵まれて〜

(an弾手より)
 弾ディさんが弾手の会の呼びかけをされたお陰で、それまで全くつながりが無かった多くの人達にピアノ仲間としての接点が生まれ、私も東京を中心にたくさんの人達と知り合いになることが出来ました。本当にありがとうございます!一つのちょっとしたきっかけや行動から、思わぬつながりが広がっていくんですよね。弾ディさんからお聞きしていた一つの夢、会社の女子社員を誘ってのライブハウスでの人前ピアノ、楽しまれてますか?これからもたくさんの「幸せ度音階♪パターン」見つけていきましょう!
「いつもアンダンテさんの笑いと癒しのパフォーマンスに〜」
(Message from 熊本:ゆかりさん・女性)

 アンダンテさん!連載10年!400回記念!おめでとうございます!いつもアンダンテさんの笑いと癒しのパフォーマンスに楽しませてもらってます!これからもブログでみんなにますます元気を与えて行ってくださいね!応援してます!o(^-^)o〜

(an弾手より)
 いつお会いしても素敵なヘアメイクと笑顔で迎えてくれるゆかりさん!それもそのはず、ゆかりさんはブライダル関連の美容師でいらっしゃるんですよね。いつも沢山の人の幸せづくりのお手伝いをされている空気や細やかな気遣いに溢れていて、ああ、自分ももっと気配りが出来るようにならなければ、と反省することしきりです。一度聴かせて頂いたジャズヴォーカルも、また聴けるのを楽しみにしています。
「ネットで検索してたどりついたan弾手さんのページ。とても元気付けられ〜」
(Message from 愛知:瑞花さん・女性)

 連載400回 10年!!!おめでとうございます。大人になってピアノレッスンをはじめなかなか上達しないことに悩んで誰か大人の人でピアノを練習している人はいないかとネットで検索してたどりついたan弾手さんのページ。とても元気付けられました勇気づけられました。最近はなかなかおじゃまできませんが いつもan弾手さんのことを目標にがんばっています〜

(an弾手より)
 ずっと以前からこのコラムへのコンタクトを頂き、たくさん励まして頂いてありがとうございます!私の最初の本「お父さんのためのピアノ教室」のあとがきにも瑞花さんの言葉を引用させて頂いているように、最初の頃から私の背中を押して頂いた恩人のお1人です。今ではジャズピアノの先生に付かれてバリバリのセッションを楽しまれていることでしょうね。これからもよろしくお願いいたします。
「本当にピアノを弾く事が大好きなんだなァといつも感心して〜」
(Message from 東京:peach姫さん・女性)

 an弾手さん400回おめでとうございます!!まさにピアノ人生まっしぐらのan弾手さんを見ているとこちらもうれしくなってしまいます。本当にピアノを弾く事が大好きなんだなァといつも感心してしまいます。an弾手さんのコード奏法、生で聴いてみたいです。益々のご活躍、今後も期待しております♪いつか共演など〜

(an弾手より)
 まだお会いした事はありませんが、東京弾手の会のご縁でネット交流させて頂いているpeach姫さん、ありがとうございます!写真モデル、声優、ピアニストとしてご活躍とお聞きしています。先日は同じ弾手の会のこあらさんとの共演で素敵な音の絵本CDをリリースされ、さっそく購入させて頂きました。おとぎ話の世界から流れて来る様なpeach姫さんの語りにうっとり聞き惚れてしまいました。ライブでの語りや演奏も精力的になさっているようで、これからも益々のご活躍、楽しみにしています!
「何回 お会いしても 優しく素敵なおじ様!(あっ ごめんなさい(*^^*) )」
(Message from 福岡:マリリンさん・女性)

 〜奏でる曲も お人柄のごとく優しい音色で 大好きです。コード奏法‥凄いですね !誰でも ピアノ奏者になれるなんて 素晴らしいです。コラムの中で 夢を実現させる為に頑張っている中学生の女の子の事 書かれてましたが 母親になったような気持ちで 思わず「がんばれっ!」って‥‥(*^^*)清和高原でも 素敵な時間を ありがとうございました!〜ピアノの音色は とても心地良く〜

(an弾手より)
 いつもノリノリで夜の街を盛り上げていらっしゃるマリリンさん、ありがとうございます!マリリンさんの周りにはいつも笑い声と明るい笑顔が溢れていますよね。一昨年の清和でのテレビ取材の時も優しいご主人と一緒に駆けつけて頂いてありがとうございました。そのご主人の転勤で4月からは福岡に転居され、熊本の夜の街が寂しくなってしまいましたが、また時々は熊本の夜にも喝を入れに帰って来てください!
「前回から早くも100回連載されたんですね」
(Message from 熊本:まろ&まろ母さん・女性)

 〜先日の清和物産館での演奏もとても癒されました。新緑をバックに優しい音色…他のお客様もうっとり聞かれてたと思いますよ。an弾手さんのお人柄が滲み出てるな〜と感動しました。今後はパーティー演奏だけでなくレストランなどでも定期的に演奏されたいと聞きました。ますますファンが増えることでしょう♪〜

(an弾手より)
 今や引っ張りだこのジャズヴォーカリストまろさん!県内あちこちのライブハウスやホテルラウンジではすっかりレギュラー定着ですね。また観光客船クルーズでのライブや札幌、韓国、フィジーでの遠征客演など凄いの一言。ヴォーカルを始められた頃からずっと応援してきた私としては嬉しい限りです。いつも客席で優しく見守っていらっしゃるお母様もきっとお喜びでしょう。これからもますますのご活躍を!
「すてきなピアニストan弾手さんへ」
(Message from 熊本:甘倭麟さん・女性)

 400回おめでとうございます。先日は清和高原での演奏、楽しませていただきありがとうございました!an弾手さんの奏でる童謡にうっとりして、とてもやさしい気持ちになれましたよ。山の緑に囲まれて演奏している姿は、まるで妖精さんのようでした。これからも〜

(an弾手より)
 こちらこそ、先日の清和高原、遠い山道をはるばるお越し頂いてありがとうございました。会場の中に甘倭麟さんのあのいつもの笑顔を見つけた時は嬉しかったですよ。初めてお会いしたのはもう何年も前のあるライブ会場でしたね。ご自身が演奏されるアルトサックスもその後何回かお聴きする機会を頂きましたが最近はなかなかご無沙汰ぎみ。また聴かせてください!
「長年継続出来るって、なかな出来ないことですね〜」
(Message from 熊本:ryccaさん・女性)

 いつも悠然とされてるお姿が印象的なan弾手さん、400回連載、おめでとうございます。長年継続出来るって、なかな出来ないことですね。ピアノもしかり、ですね^^仕事以外に没頭出来ることを未だ見つけられない私はそろそろ何かにたどり着きたいと思っております。まずは、ピアノしてみるかな〜。

(an弾手より)
 いつも顔を会わせるのは本業の仕事仲間の会合ですね。今年度は大変な会計のお役目お疲れ様です(って、ここで内輪話かっ!?)。いつも沢山の仕事を抱えて県内外を東奔西走されているご様子、拝見しながらスゴイなぁと思っています。独特の味があるryccaさんのイラストも好きです。それに、確かジャズマンの同級生とかいらっしゃいましたよね。今度は仕事を離れて音楽の話題でも盛り上がりましょう!
「いつも優しいピアノとダンディートークに癒されて〜」
(Message from 熊本:吉村理恵さん・女性)

 an弾手さま、連載400回まことにおめでとうございます!いつも優しいピアノとダンディートークに癒されております。ありがとうございます♪これからも、ますますのご活躍を〜

(an弾手より)
 ライブハウス・酔ingの看板店長さん!いつも素敵な時間・空間をありがとうございます。1人でフラッと立ち寄っても、フッと肩の力が抜けて心から寛げるあの雰囲気、そしてきっと顔見知りの常連さんやミュージシャンの人に会えるという楽しみ。そんな空間の真ん中に、いつも理恵さんの笑顔があります。先日もたまたまお寄りしたらお店の7周年記念で大盛り上がりしてましたね。また寄らせてください。フラッと。
「わぁ〜すっごい人生の達人ではありませんか!!!」
(Message from 大阪:高部遵子さん・女性)

 あ、とりあえずの〆切りに間に合いませんでしたね。ごめんなさい。もし、本当に間に合わなかったとしたのなら、500回記念のメッセージに保留しておいてくださいますか(笑)? そんな持続パワーですものね。こつこつ、着々、ひたすら、じっくり、地道に、律儀に、手堅く、うまずたゆまず、怠りなく…ピアノを楽しみ、コラムを楽しみ、交流を楽しみ、人生を楽しみ…わぁ〜すっごい人生の達人ではありませんか!!!〜

(an弾手より)
 いつも、くまもと文化の風の「Ms.高部の大阪からこんにちは」にご寄稿頂いてありがとうございます。ご専門のライターの視点による関西・熊本つながりの深〜い話、歴史、文化、風俗、世相まで幅広いテーマを興味深く読ませて頂いています。それに、ご自身の「高部の花辺」というサイトでは沢山のフラワーアレンジの作品写真の他、エッセーや言葉遊び、それに歌の作詞まで!高部さんこそ人生を楽しむ達人ですね!これからも楽しみにしています!
「不思議な世界へ誘っていただいてありがとうございます」
(Message from 熊本:てびちさん・女性)

 私自身、初めはピアノは聴くもので、自分で弾く世界などまったく想像できなかったのですが、コラムのお陰で、いつの間にか弾いてたり。また出会ったのはピアノなのに、それを取り巻くステキな人にどんどん出会ったり。本当に不思議な世界へ誘っていただいてありがとうございます。先日、久し振りにピアノを聴かせていただきましたが、an弾手さんのスタイルがより確立された音色とタッチに〜

(an弾手より)
 ご自身の学生時代からのジャズピアノへの思いを熱く語りながらお酒の飲み方を優しく指導(?)して頂いたてびちさん。でも一向にジャズは弾けないわ、お酒は飲めないわ、のan弾手ですみません!それでも私の1冊目の本の時から熱心に応援して頂き、ご自分でも電子ピアノを買って実践されたり、私の出版記念パーティーを企画して頂いたり、その熱い行動力にはいつも感心と感謝で一杯です。これからもよきアドバイザーとして、プロデューサーとして、ご指導よろしくお願いします。
「これからも是非、ピアノ奮戦記を続けてください」
(Message from 東京:アラさん・男性)

 〜私がan弾手様の連載を初めて拝見したのが170回目ぐらいからでしたが、2007年9月の200回目の時と2010年5月の300回目の時に応援メッセージを送らせていただきました。ピアノ奮戦記がもう400回で10年も経つのですね。ピアノの演奏技術と同じで継続は力なりです。敬意を表します。〜娘が中学生になったらピアノレッスンに復帰したいと思っています〜

(an弾手より)
 もう6年近くのネットお付き合いになりますね。200回、300回、そして今回の400回と、いつも詳しい近況メッセージを寄せて頂きありがとうございます。アラさんのピアノレッスン開始と発表会、電子ピアノから白いアップライトへ、そして娘さんの進級など、ご家族のご成長も手に取るように伝わってきます。今は娘さんの進学を目指してアラさんのピアノレッスンはしばしお休みとか。サクラサク2年後の春は、またご家族の嬉しい話題とアラさんのピアノ再開、楽しみにしています。
「400勝おめでとうございます。かの金田投手の大記録と並びましたね」
(Message from 三重:山川和基さん・男性)

 〜先日自作曲を取り上げていただいたYamakawaです(an弾手注:第395回)。三十過ぎてピアノを始め、間欠泉ゆえ未だに初心者です。今五十を越えて三度目のピアノ開始にあたり、ネットを検索したところ、an弾手さんのコラムに出会い、面白かったので、毎日10回分くらい読みすすめました。これが3月中旬。ふと、懐中あたためている自作曲を思い出し〜

(an弾手より)
 先日は立派なご自作の楽譜送って頂いてありがとうございました。取り急ぎ第395回でご紹介と私のコメントを掲載させて頂きました。その後また山川さんの新しいアイデアなどもありましたら聞かせてください。楽譜浄書や演奏のフリーソフトMuseScoreのご紹介もありがとうございます。私も早速ダウンロードしてみましたが、このコラムをご覧の皆様にも参考になる情報ではないでしょうか。このコラム(プラス掲示板)では私からの一方的な話しばかりではなく、東京弾手の会発足のきっかけにもなったように、皆様からの音楽に関する情報交流にも使って頂けたらいいなあと思っています。
「『人生の可能性は無限大∞』を実感させて頂いております」
(Message from 佐賀:世戸弘子さん・女性)

 ピアノ奮戦記10年の歳月と連載400回おめでとうございます。an弾手さんとは、偶さかのご縁からの出会いとなりましたが、ご活躍の様子を拝見させて頂く毎に「人生の可能性は無限大∞」を実感させて頂いております。人生の余暇で、これ程素敵な生き方をなさる方は本当にお幸せだと拝察し、且つ「中高年層の理想的モデル」「初心者ピアノのカリスマ的存在」などと〜

(an弾手より)
 世戸先生、ご縁を頂いて本当にありがとうございます。私の居住地・熊本のお隣、佐賀県で「子供の音楽教室」や「大人のためのピアノ・キーボードサークル」などを主宰され、子供には「音楽が人生の翼になる様な夢一杯の方々を育む教室」を、高齢者には「音楽を通じて高齢者の『生活の質の向上』と『社会参加』を目的」として幅広い地域社会貢献をされている先生のことはいつも尊敬しています。拙著「2週間速習ピアノ講座」も早速大人の受講者の方にご紹介頂いたとのこと、光栄です。私も含めて中高年層の健康と生きがい作りに、これからもご指導よろしくお願い致します。
「『400回記念おめでとうございます!」
(Message from 熊本:小夜さん・女性)

 400回記念おめでとうございます!教えていただいたブログ検索して、びっくりしました!楽しいお話に日本中にファンの方々いらしてすごいです!これから私も拝見させてください(*^_^*)〜

(an弾手より)
 先日は清和高原のピアノ、聴きに来て頂いてありがとうございました。また、「検索してみてください」とお願いしていた私のコラム、覗いて頂いて嬉しいです。小夜さんは音楽(ライブ)つながりでいつもホッとするような優しい歌声を聴かせて頂いてありがとうございます。ネットからリアルつながりになる人がいるかと思えば、こうしてリアルからネットにも広がったり、今の時代って面白いですね。これからもよろしくお願い致します。




(続く→原則毎週火曜日更新)

an弾手(andante)

■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。
 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています!
piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com

ちょっと、ひと言。

 (2012年6月5日更新)
 先週(5月29日更新)の、この「ちょっと、ひと言」に書きましたように、400回感謝特別号、今週もそのままアップさせて頂いています。しつこいと思われた方ごめんなさい!
 6月に入りましたね。我が家のすぐ隣りには広い畑が広がっています。今年の初め霜の降りた土の中からほんの小さな緑色の芽が覗いていたのですが、みるみる大きくなって一面緑色の麦畑となり、やがて茶色に色付いて、一昨日の日曜日には麦刈りでした。今はすっかり刈り取られた畑に、カラスが数羽、餌をつついています。
 もう半年が過ぎたのかと思うと、時の速さにはいつもながら驚くばかりです。連載10年だ400回だと一人騒いでいたのが、そのうち遥か昔の話になってしまうのでしょうか…。なーんて感慨に耽ってる暇はないですね(笑)。3月、4月から連休を挟んでストップしていたいくつかの宿題、さっさと取り掛からなくっちゃ!

(2012年5月29日更新)

 皆様のお陰で、やっと400回特別号をアップすることが出来ました。本文の方にも書かせて頂きましたが、読者の皆様にはan弾手の勝手なお願いにお付き合い頂き本当にありがとうございました。
 早い日程で締め切りを設定させて頂いて失礼しましたが、それでも頂いたメッセージを何度も読み返し、その方から過去に頂いたメッセージやメールをもう一度確認したり、お一人お一人に失礼の無いように自分の短いコメントも何度も書き直したりしているうちにあっという間に今日のアップ日になってしまいました。
 また、これまでの特別号ではメッセージ部分の文字サイズを小さくコンパクトにしていましたが、どうも読みにくいような気がしましたので(私の歳のせい?)、今回は本文と同じサイズにしてみました。いかがでしょうか。
 それから、このようにたくさんの皆様から頂いた心のこもったメッセージを1週間で早々にバックナンバーに入れてしまうのはバチ当りのような気もしています。それで、まだ分かりませんがひょっとしたら次週もこのまま400回を継続アップさせて頂くかもしれません。
 ただし、その場合でもこの「ちょっと、ひと言」コーナーだけは新しい記事を書きたいと思いますので、もしも次週、400回のままになっていたとしてもこのコーナーはチラッと覗いて頂ければ嬉しいです!

 皆様、本当にありがとうございました!

 
−an 弾手−
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