●第288回●「出版って、どうやってやるんですか?」その2
自分の大人になってからのピアノ体験を書き連ねてきたこのコラム。 「これって、もしかすると本としても皆さんに受け入れてもらえるんじゃないの?」と思い始めた時、私が選んだ方法は…。 自費出版でもなく、共同出版とか協力出版とかいわれる出版形態でもなく、無名の素人にとって一番実現困難と思われる「商業出版」でした。 それは、まだ見ぬたくさんの人に手にとって頂き、素人ピアノの共感の輪を広げたいという思いから。そのためには出版社の企画とマーケティングのもとに、制作、流通、販促まで全国規模でやってもらえる商業出版しかないと思ったからです。 もちろん、原稿料とか、印税とか、そんなお金のことなど全く頭になかったと言えば多少はウソになりますが、そんなことより全国流通の本にしたい、という思いが最大のテーマでした。 さて、ではこの一番実現困難な商業出版に私はどうやってアプローチしたのか? あ、すみません、何だか大げさな前振りで(笑) やったことと言ったら、しごく当たり前のことを普通にやっただけで〜。 まずは、ここと思う出版社にコンタクトを取らないと話は始まりません。 その時考えた事。 自分の「身の程」から発想するんじゃなくて、考え得る「最高のところ」から始めよう。つまり、ちょっとマイナーな本でも出してくれそうな出版社とか、地元のコンタクトしやすい出版社とか、じゃなく、日本のメジャーなトップグループの出版社からアタックしてみよう、という事。だって、それでどんな結果になっても、もともとこちらに失うものは何もないし、ダメもとでいいんじゃない?それに日本のトップレベルの出版社が、自分みたいなどこの誰とも知れない人間にどう対応してくれるのか、興味ありません?たとえ本にならなくても、そんな体験が出来るだけでも刺激的だと思いませんか? 私は早速、音楽関係の出版をしている出版社をネットで調べました。もちろん日頃書店や楽器店の店頭でよく目にしているメジャーな出版社名を頭に置きながら。 そして、手始めに最優先の3社を選び企画書を送ることにしました。ここがダメだったらまた少し作戦を変えて次の3社にアプローチすればいいや、と思いながら。企画書と言っても簡単な自己紹介と素人ピアノへの自分の思い、そしてこの本がたくさんの同じ思いの人にきっと有益になるはずだという自分なりの確信とその根拠を書いた程度。ここまでA4で2枚。それにこのホームページコラムのバックナンバーをそのままプリントしたもの。それだけです。 結果は? 送って2日後。携帯に電話が!! 「ぜひ、ピアノ教本として出版させて頂きたいと思います」 (え〜〜〜〜っ!!!) 「教本ですか!?自分では素人おじさんのコード奏法体験談の本にでもなれば、っていうイメージだったんですがぁ。それに教本って、私素人なんですけどそれでもいいんですか?」 (おいおい、なに尻込みしてるの?自分) 「専門家が書いた教本はたくさん出ていますし、ご提案の内容は素人の人が書いた教本として大変ユニークなものになりそうだと思います」 「でも、私、素人なので、もしかして間違ったことを書いたりするかもしれませんけど…」 「出版までには社内外の専門家が数回に渡ってチェックしますから大丈夫です」 「はぁ…」 何と!あっけなく?出版の話が動き始めました!それも自分でイメージしてもいなかった「ピアノ教本」として。これが私の最初の出版物「お父さんのためのピアノ教室」(ドレミ楽譜出版社)受胎の瞬間でした。 ただ、受胎してもそれが無事誕生する(出版される)という保証はまだどこにもありません。何しろ電話口で「よかったら原稿を進めてみてください」と言われただけですから。出版未経験の私にとって、この先どこまで進行したら本当に出版が確実になるのか、一抹の不安を抱えたまま具体的な原稿作成の作業が始まったのでした。 (続く→随時更新) an弾手(andante) ■Q&Aコーナーのご質問を募集しています。 随時、このコラムの中で取り上げてみようと思います。このコラムはコード奏者超初心者から中級の入口位の方を想定していますので、その範囲ならどんな内容でも結構です。メールお待ちしています! piano-roman@kumamoto-bunkanokaze.com
先週までの寒さがウソのように暖かくなりました。 昼間、車で出掛けたら、何?この暑さ!?あわててエアコンのスイッチをオフにしましたが、それでも暑い。さすがに冷房にするのは気が引けて(だって昨日まで暖房だったのに!)窓を開けます。ふーっと爽やかな風が車内を抜けて行きました。 もう2月も半ば。本格的な春もすぐそこですね。
第278回 「アナ鼻ピアノ(その36)いろんなコードでの左手人差し指の使い方」
第279回 「緊急ご案内」年賀状交換のお願いです!
第280回 「ピアノ発表会・クリスマス会」